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ブログ / / 公開: 2026年5月8日

Stocky 終了|2026 年 8 月 31 日でサポート停止、Shopify 在庫管理はどうする?

TL;DR

  • Shopify 公式の在庫管理アプリ Stocky2026 年 8 月 31 日 をもってサポート終了します。
  • 同日で Stocky API は停止します。一方、Shopify は終了後も少なくとも 90 日間、読み取り専用でデータを確認・エクスポートできる期間を設けると案内しています。
  • Stocky の履歴は Shopify へ自動移行されません。API が必要なデータは 8 月 31 日まで、画面から書き出せるデータも早めに控えを確保してください。
  • 最低限やるべきことは「データのバックアップ」と「代替ワークフローの確認」の 2 つです。

本記事の最後では、Stocky の仕入先、発注書の親と全明細、一般の在庫調整の親と全明細、税区分、API取得ペイロードを API 経由で自社 DB に保存し、PO履歴から商品と仕入先候補を復元する「UreyukiBox」(Shopify App Store で公開中)も紹介します。保存データは「Stockyデータ」の6分類で閲覧・検索し、CSV/PDFへ出力できます。販売用税区分は現行の仕入税率設定へ反映せず、現行商品の税割当も変更しません。データの保存は無料プランのまま実行できますインストールはこちら


Stocky 終了とは何か

Shopify が公式に提供してきた在庫管理アプリ Stocky は、Shopify POS Pro のサブスクリプションに付帯する形で、需要予測・発注書(PO)作成・棚卸・在庫調整などを担ってきました。

Shopify は Stocky の サポート終了(end-of-life) を案内しており、2026 年 8 月 31 日をもって在庫管理で利用できなくなり、すべての Stocky API も停止します。

具体的には次のような状態になります。

  • 新規インストール不可: Stocky はすでに Shopify App Store から削除されており、新規には追加できません。
  • 在庫管理での利用終了: 8 月 31 日以降は Stocky で日々の在庫管理を続けられません。
  • API 停止: すべての Stocky API は 8 月 31 日に停止します。
  • 読み取り専用期間: 終了後も少なくとも 90 日間は、Stocky のデータを読み取り専用で確認・エクスポートできます。ただし運用を続けるための期間ではありません。

重要なのは、Stocky の履歴が Shopify に自動で移るわけではないことです。読み取り専用期間は一時的なので、API と画面エクスポートの違いを理解して、独立した控えを作っておく必要があります。最新条件は Shopify 公式の Stocky 移行案内 で確認できます。

Shopify が案内する移行先

Shopify は、Stocky の機能を Shopify 管理画面や Shopify POS の標準ワークフローへ切り替えるか、必要に応じて在庫管理アプリを選ぶよう案内しています。Shopify 標準には発注書・仕入先、Flow を使った在庫アラート、Sidekick による補充提案や発注書下書きの支援があります。一方、Stocky の履歴を標準機能へ取り込む仕組みはありません。

Stocky を使っていた人がやるべきこと(時系列)

8 月 31 日まで残り時間が決まっているので、やることを時系列で洗い出すのが最重要 です。下のスケジュールを基本線として、自店舗のサイクルに合わせて調整してください。

まず着手(データのバックアップ)

  1. 取得経路を分けてバックアップ
    • 画面から: Reports → Low Stock の CSV(発注点 / リードタイム)、各 Stocktake の CSV、Vendors → Order limits の MOQ 表を保存。
    • API から: 仕入先、発注書の親と全明細、一般の在庫調整の親と全明細、税区分、各レコードのAPI取得ペイロードを保存し、PO履歴から商品と仕入先候補を復元。販売用税区分は保存しますが、現行の仕入税率設定へ反映しません。特に仕入先だけを出す CSV はありません
  2. 現状把握
    • 自店舗で Stocky のどの機能を 業務クリティカルに依存しているか を洗い出す(PO 作成?需要予測?棚卸?)。
    • 「無くてもいい機能」と「無いと回らない機能」を分けることで、代替アプリ選定の軸が決まります。

2026 年 8 月中旬まで(移行先の検証)

  1. 代替ワークフローの比較検討
    • Stocky 代替アプリ徹底比較から 2〜3 個に絞り込み、Free または Trial 期間で実データを入れて試用。
    • 試用時は 「PO 作成のフロー」「在庫アラート」「需要予測の精度」 を最低限チェック。
    • 本サイトを運営する UreyukiBox は Shopify App Store で公開中無料プランのまま Stocky API の対応レコードと取得ペイロードを自社 DB に保存できるので、比較検討と並行して先にコピーできます(過去 PO・在庫調整は親/明細と取得ペイロードを閲覧・検索し、CSV/PDFへ出力できます。詳細は記事末尾)。
  2. Shopify 同期と Stocky API コピー
    • UreyukiBox を使う場合は、先に Shopify の商品・在庫同期を 1 回実行してから、Stocky API キーで 4 種のデータをコピーします。移行先が確定していなくても、元データの控えを先に確保できます。

2026 年 8 月(移行の本番)

  1. 移行先の確定とデータ投入
    • UreyukiBox は公開中。Stocky API 経由で仕入先、発注書の親/全明細、一般の在庫調整の親/全明細、税区分、API取得ペイロードを自社 DB に保存し、PO履歴から商品と仕入先候補を復元できます。API に含まれない Low Stock、棚卸し、PO一覧/個別、調整、Stock on hand、利用可能なTransfers、Average cost等 は CSV、MOQ・Statistics等は画面の貼り付け、Notes・仕入先メモ・発注書メモは手動メモと証跡添付で残します。API コピーは 8 月 31 日までに完了させます。
  2. 初回サイクル運用の検証
    • 8 月の発注に合わせて新サービスで初回サイクルを回し、移行漏れがないか検証。
  3. 最終バックアップ
    • 終了後にも少なくとも 90 日の読み取り専用期間はありますが、障害や権限の問題を期限後に持ち越さないよう、8 月 31 日までに最終エクスポートを取得。

2026 年 9 月以降(運用フェーズ)

  • 新サービスで発注・入荷・在庫更新を回し、アラート閾値を実績に合わせて調整。
  • Stocky の読み取り専用画面は照合と追加エクスポートにだけ使い、終了時期が未定の運用台帳にはしない。

Stocky 代替アプリの選択肢

Shopify 標準機能に切り替える方法と、需要予測 / 発注 / 在庫管理アプリを使う方法があります。価格・レビュー・移行範囲は変わりやすいため、現在の 14 製品は「Stocky 代替アプリ徹底比較」で同じ取得日の情報に揃えて掲載しています。

選び方のポイント

  • 店舗規模 × 商品点数: SKU 数が 5,000 を超える場合、データ取り込み速度や計算性能が効く。Inventory Planner や Fabrikatör が選ばれやすい価格帯になる。
  • PO(発注書)ワークフローの細かさ: 仕入先ごとの最低発注金額・送料・通貨が混在する場合、PO 機能の柔軟性が分岐点。
  • 言語 / サポート: 海外アプリは英語サポートのみのことが多い。日本語の問い合わせ対応 / ドキュメントを必要とするか?
  • データ移行のしやすさ: 「Stocky からの移行手段」が 明示されているか を確認。Fabrikatör は人手対応を明示しています。
  • 季節性 / 日本特有のサイクル: お中元・お歳暮・GW・お盆など、日本固有のシーズナリティ を予測モデルが扱えるか。海外発のアプリは基本的に欧米のシーズン(Black Friday / Christmas / Easter)に最適化されています。

データ移行で気をつけること

「アプリを切り替えれば終わり」ではなく、移行作業そのものが落とし穴の塊 です。よくあるトラブルと対策を挙げます。

1. 仕入先データの分散

Stocky では「仕入先(Supplier)」がアプリ内で完結していますが、他のアプリは Shopify 標準の仕入先フィールドを使うものが多い ため、そのままでは紐づきません。

対策: Stocky API で仕入先を取得し、念のため連絡先も別に控えます。仕入先専用の CSV はないため、「CSV を探せばよい」と考えないことが重要です。

2. 発注書(PO)の履歴

「過去 3 年分の PO 履歴」は、移行先で 入力する手段がそもそも提供されていない ことが多いです。

対策: API で取得するか、Stocky の読み取り専用期間に画面から利用できる出力を保存します。移行先に過去 PO の閲覧画面があるかは別途確認してください。

3. 在庫調整(棚卸)の履歴

棚卸結果は会計監査・税務の観点で残しておく必要があります(特に法人)。Stocky の終了後にこのデータを取り出せない、では困ります。

対策: 棚卸サイクル直前の段階でフルエクスポートを取得し、社内会計システム(freee / マネーフォワード等)に連携できる形で保管。

4. 税区分

日本の場合、軽減税率 / 標準税率 / 非課税が混在するため、Stocky 上の税区分マスタを そのまま破棄すると経理側で再構築が必要 になります。

対策: 税区分とAPI取得ペイロードは Stocky API で保存します。仕入用の行は現行の仕入税率が未設定の場合だけ初期値候補として使い、販売用の行は現行の仕入税率設定へ反映しません。移行先の商品ごとの税率設定も変更しません。

「移行だけ」を先に済ませておく選択肢

UreyukiBox は8月31日まで、仕入先、発注書の親と全明細、一般の在庫調整の親と全明細、税区分、各レコードのAPI取得ペイロードを保存し、PO履歴から商品と仕入先候補を復元します。販売用税区分は現行の仕入税率設定へ反映せず、現在の商品ごとの税率割り当ても変更しません。9月1日以降は、APIコピー不要の独立した「Stocky CSV取り込み」からLow Stock、棚卸し、PO、調整、Stock on hand、利用可能なTransfers、Average cost等のCSVを保存します。MOQ・Statistics等は画面表の貼り付けに対応します。APIやCSVに無いNotes、仕入先メモ、発注書メモは手動メモと証跡添付で残します。「Stockyデータ」の6分類で一覧・検索・詳細を確認し、CSV/PDFへ出力できます。プラン対象外の汎用正規化行はサーバー側で実値を返しません。

この移行は無料プランのまま実行できます。 対応するAPIレコードと取得ペイロードを期限前に UreyukiBox の DB へ保存できます。CSV・表・証跡の原本と正規化データは個別にダウンロードでき、解析できないCSV等も原本として保持します。別の移行先でも使える独立した控えとして、Stocky の CSV も保存してください。Stocky API 経由のデータコピーが当方の原因で完遂できなかった場合は、移行直後の請求月の利用料金を全額返金します(Stocky CSV取り込みとMOQ・Statistics等の表貼り付けは対象外)。

Shopify App Store から UreyukiBox をインストール移行手順を最初から読む

FAQ

Q. Stocky 終了後、過去のデータは Shopify 側に残りますか?

A. Stocky の履歴は Shopify へ自動移行されません。 Shopify は終了後も少なくとも 90 日間、Stocky を読み取り専用で確認・エクスポートできると案内していますが、恒久保管ではありません。API は 8 月 31 日に止まるため、必要なデータは先に保存してください。

Q. Shopify POS Pro 自体は終了しないんですよね?

A. POS Pro は継続 されます。終了するのは Stocky アプリのみです。POS Pro の在庫管理機能(基本的な在庫数の管理)は引き続き利用できます。

Q. 移行先のアプリは無料のものでも大丈夫?

A. 短期的には Free プランでも凌げますが、需要予測の精度や PO 運用の柔軟性は基本的に有料機能 です。Stocky が POS Pro 込みで実質「使い放題」だった世界に慣れていると、月額固定費が発生するのは違和感があるかもしれませんが、ビジネス継続のためのコストとして必要経費と捉えるべきです。

Q. 海外発のアプリと国内開発のアプリ、どちらがいい?

A. SKU が少なく英語に抵抗がなければ海外アプリで十分機能します。一方で 日本独自の季節性(お中元・お歳暮・盆休み等)や月末締め・約束手形などの商習慣 を予測モデルや PO に反映したい場合、国内開発アプリのほうが摩擦が少ない傾向があります。

Q. 自社で在庫管理システムを内製するという選択肢は?

A. SKU が小さいうちは Excel / Google Sheets で乗り切れますが、Shopify 側のオーダー・在庫変動と同期するロジック を自前で組むと、思った以上に保守工数を取られます。アプリ採用の方が現実的です。

UreyukiBox について(Shopify App Store で公開中)

本サイトを運営する UreyukiBox は、Stocky の終了をきっかけに作った 日本の Shopify ストア向けの在庫管理 / 需要予測アプリです。Shopify App Store で公開中で、今すぐインストールできます。

「売れ行(うれゆき)」=「sales velocity」を直訳した日本語ネイティブの EC 用語をブランドに据えました。売上の流れを可視化して、欠品も過剰在庫も避ける——Stocky が担っていた役割を、日本の商習慣に合わせて引き継ぐことを目指しています。

Stocky の代わりになる機能(すべて稼働中)

  • 移行: 8月31日まではAPIで仕入先、PO親/全明細、一般の在庫調整親/全明細、税区分、API取得ペイロードを保存し、PO履歴から商品と仕入先候補を復元。9月1日以降は、APIコピー不要の「Stocky CSV取り込み」からLow Stock、棚卸し、PO、調整、在庫・移動・原価等のCSVを独立して取り込みます。MOQ・Statistics等は画面表の貼り付けに対応します。「Stockyデータ」の6分類でAPI取得データ、CSV・表・証跡の原本、正規化行、取得条件を閲覧・検索し、CSV/PDFへ出力できます。プラン対象外の汎用正規化行はサーバー側で実値を返しません。APIやCSVに無いNotes、仕入先メモ、発注書メモは手動メモと証跡添付で残します。
  • 需要予測と発注点: 店ごとに SMA / Croston / SBA / LightGBM を日次バックテストし、明確に良い手法だけを自動採用。目標サービス率から計算する安全在庫とリードタイムを重ねて発注点を算出し、「なぜこの数量か」に根拠を表示します。
  • アラート: 発注点を下回るとメール / Slack / LINE に通知。
  • 発注書: 発注数量を自動提案し、ストアに設定した仕入税率別の明細と適用される登録番号を印字した PDF / CSV を作成。税率0の国では税セクションを表示しません。仕入先へのメール送信、発注済み → 入荷登録(分納可)まで対応。
  • 倉庫のオペレーション: 在庫調整(理由コード付き)・棚卸し・バーコード読取・ラベル印刷。同一 SKU に複数の仕入先も登録できます。複数拠点は Free 1 / Starter 2 / Pro 5 / Business 無制限で、拠点間移動は Business で利用できます。POS や Shopify 以外の販路には未対応で、提供時期は未定です。
  • 原価とレポート: 送料や関税などの諸掛を明細へ按分した実原価(landed cost)商品別・仕入先別の粗利レポート、在庫評価額・ABC 分析、資金繰りカレンダー。
  • 店の国の暦による季節性: 日本は お正月・バレンタイン・ホワイトデー・入学・GW・母の日・父の日・お中元・お盆・敬老の日・ハロウィン・ブラックフライデー・お歳暮の13イベントを固定カレンダー係数として予測に反映(ほか米欧・アジア・中南米・中東など計51カ国)。季節の時期判定自体に前年履歴は不要ですが、提案数量は自店舗の販売実績を根拠にし、根拠がない商品には数量を作りません。
  • Shopify Admin 埋め込み: 普段の管理画面の中で完結。日本語 UI と英語 UI に対応。

料金: Free(無料・商品 100 点まで)/ Starter ¥2,980 / Pro ¥5,980 / Business ¥12,800(月額・税抜、有料プランは 14 日間の無料トライアルあり)。Stocky からの移行は Free プランのままできます。 Stocky API 経由のデータコピーが当方の原因で完遂できなかった場合は、移行直後の請求月の利用料金を全額返金します(詳細は利用規約。Stocky CSV取り込みとMOQ・Statistics等の表貼り付けは対象外)。

Shopify App Store から UreyukiBox をインストール — Stocky API は 8 月 31 日に停止します。API コピーだけでも先に済ませておくことをおすすめします。


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本記事は 2026 年 5 月に公開し、2026 年 8 月 9 日に Stocky API の停止日、終了後の読み取り専用期間、データ取得経路と UreyukiBox の実装範囲を更新しました。最新条件は Shopify ヘルプセンター をご確認ください。

今日は決めない方へ

Stocky は2026年8月31日まで動きます。いま乗り換えなくても構いません。インストールリンクと3ヶ月無料キャンペーンの条件を、メールでお送りします。

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